日記。
そして、彼女は止ってしまった。私はというと相変わらずである。何時も通り仕事に行き、何時も通りにに真紅に只今と言う。何時も通りにに彼女のねじを巻き、「これでよし」と真紅の肩をたたき、真紅が何か言うのを待つ。
唯一つ、変わってしまったのは彼女がもう動かなく、声を返されることもないということだ。それを理解しているつもりなのになぜ、なぜ私は彼女のねじを巻き続けるのだろう。
これからの毎日は、同じことの繰り返しだから、日記をつけるのはもうやめる。
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