過去の水銀燈の日記の続き
私は暫く止っていました。その間、お父様は私の調整をしてくださいました。もしかしたら、これで自分の力を上手に使えるようになるのかもしれないとお父様はおっしゃっていました。ですが、あまり私自身はどう変わったのか認識できていません。しばらくしたら何か変わって来るかもしれないそうなので、楽しみだと思いました。

〜カットカット〜

今日、お父様に日記というのはもっと簡潔に言い切きりの形で書くものだと教わった。なので早速やってみた。それもそうだと思った。今までの書き方では読み返した時、読みづらいと思う。この書き方だともっと素直に日記が書ける気がする。なんだか成長しない私でも、大人になった気分になる。実際大人になるなんて気持ち人形の私には分からないのだが。なんとなくそう思った。なんだか気分がいい。

〜カットカットカット〜

今日、私に妹が出来るとお父様がおっしゃった。嬉しい。嬉しい。妹の名前はまだ決まっていないけれど、今からとても楽しみだ。私に妹が出来るなんて夢にも思わなかった。本当に嬉しい。妹が出来たらいろいろなことを教えてあげよう。私はお姉さんになるんだから、もっとしっかりしなければいけない。一緒にいろいろなことを話そう。そしていろいろなことを一緒にしよう。お父様のお手伝い、家の掃除、料理、私の知っていることはなんでも教えてあげよう。ああ、どんな子が出来るんだろう。本当に楽しみだ。なんだか、何回も同じことを書いてしまった。